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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第20章 我慢




歩きながら会話した内容は


最近、お互いが倒した鬼のことや


御館様の容態のこと、


そして、宇髄さんから報告が上がっている上弦の鬼についての話や、未だ意識が戻らない炭治郎と伊之助くんのこと…。






「そうか…。
まだ意識が戻っていないんだな…」

『はい…。』





…目を覚まさない2人を思い浮かべただけで気分が沈む。


私が落ち込んでたってどうしようもないのに
1ヶ月経った今でも
蝶屋敷に運び込まれて来た時
みんなの体が血まみれだった姿を鮮明に覚えてる…


あんなに血を流していたから
もう助からないんじゃないかって…


そんな嫌な考えがすぐに浮かんできちゃうんだ…。






「…大丈夫だ。」

『え…?』

「アイツらは若手の割には強い…、
ずっと近くで成長を見て来たお前なら、それはよくわかっているだろ?」

『っ、そう…ですけど…』

「2人が心配な気持ちも分かるが、俺はお前の方が心配だ。」

『私の心配、って…??』

「顔…、とても疲労が蓄積されているように見える…。
大方、睡眠時間を削り
2人の容態を観察していたってところか。」

『うっ…』





…図星なだけに何も言い返せない。




最低限の睡眠時間は摂っていたし
前みたいに倒れるほど無理はしていなかったから、冨岡さんにはバレないと思ってたけど

私の考えは甘かったみたい…。





『やっぱり冨岡さんってすごいですね?
私の顔を見ただけで寝不足なのを見破るなんて…』


「お前は肌が白いから、目の下の隈が目立つんだ。」


『えー?そんなに隈見えてます?
眼鏡かけてるから見えにくいと思ってたのに…』


「それだけで誤魔化せる訳がないだろう。
…恋人である俺には、お前の変化くらいすぐに分かる。」


『っ、』





それは嬉しいような、恥ずかしいような…


ちょっと複雑だけど
冨岡さんが私のことをよく見てくれてるって改めて実感した私は、やっぱり嬉しい気持ちの方が強くて、少しずつ頬が緩んできた。




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