第15章 潔白
不「さっきから黙って聞いてれば
偉そうな事をグチグチ抜かしやがって…!!
そんなに命が惜しくねェなら俺がお前を殺しやるよォ…!」
蜜「だっ、ダメだよ不死川さん!!
人間は殺しちゃだめっ!!」
不死川さんだけじゃなくて、蜜璃ちゃんもいる…。
伊「…不死川、
甘露寺の言う通り殺すのは少々やり過ぎだ。
まぁ、俺もこのゴミ屑共を殺してやりたい程に
苛立ってはいるが。」
…以前
稽古をつけてもらった蛇柱の伊黒さんもいて……
時「…僕は別にどっちでもいいけど
さんを苦しめたのは許せないかな。」
…伊黒さん同様、稽古の時に会った
霞柱の時透くんまで来てる。
一体何が起きているのか分からなくて
4人の柱が来たことに驚いていると
不死川さんがその親子の元に近付いて行った。
不「テメェら…、ここまで騒ぎを大きくした責任
どうやってとるつもりだ…?」
「っ、何なんだ貴様らは!!
いきなり割り込んできて、偉そうに儂にものを言うな!!お前達のような若造は、儂の力で簡単に潰してやれるんだぞ!!!」
不「あ゛ぁ!?上等だゴラァ!!!
潰せるモンなら潰してみやがれ!!!
テメェみたいなクソジジィに
俺達が簡単にやられる訳ねェだろうが!?!?」
「ひっ…」
…相変わらず不死川さんは怒ると怖くて
思いっきり威嚇されたことで、父親の方は小さな悲鳴を上げていた。
蜜「わ、私もっ…!
鬼殺隊の評判を下げようとするのは
絶対に許さないからね…!!」
伊「…俺達柱を敵に回す度胸があるのなら
好きにすればいい。」
時「まぁ、この親子にそんな度胸は無さそうだけど。」
冷ややかな目で親子を見つめる伊黒さんと時透くん…
私と出かけた時、ほとんど笑顔だった蜜璃ちゃんが
今はすごく怒ってる…
そんな4人の柱の雰囲気に圧倒された親子は
もう言い返す気力は残っていなさそうだった…。