第6章 しょうじょ
「ミルア、召喚獣のことをよく知らないから聞く。お前はクラスはどれくらいだ?」
ミルアはマキアが横になってるベッドに上がり、マキアの顔のそばに座り、向かい側にいるギルヴァを見上げる
「〜中位クラスよ。貴方はもしかしてレライって召喚獣のこと見たことあるかしら??獅子の召喚獣よ。〜」
「あぁ、見た。黄金色の獅子だろ?」
「〜あれが最上位クラスなの。〜」
「あと、緑色の大きな鳥?も見た。」
「〜ウィンファルコンも見たのね。あれは上位よ〜」
「中位だが魔力は結構使ったのか??」
「〜そうね。普通、召喚主が気を失ったりすればワタシ達は消えるはず…なのに消えないのは〜」
「それほどの魔力を注いで…ミルアを呼んだと?」
「〜その通りよ。魔族さん。〜」
「俺はギルヴァ:ガイベルドという名前がある。デビアン帝国の大将軍だ。」
「〜だ、だだだ…大将軍!!??〜」
「ビィナを呼ぶには時間が惜しい……」
そう言って両手を叩くと、黒い煙が空中で現れてその中から、紅い宝石がサイドにいくつかついている黒い長い杖を出して、横になっているマキアのちょうど上の空中に浮かばせる
「〜何する気??〜」
「俺は光属性の能力がない。だから闇属性の治癒を使って魔力の荒れを抑える」
「〜待ってよ!主のメイン魔法は光属性よ?相反する闇属性を使ったら、主が傷つくわ!〜」
「なら、ミルアは光属性の治癒の展開ができるのか??」
「〜ぐっ……出来ても数分よ……〜」
「なら、別の方法で魔力がある俺がやるしかない。」
そう言いながら杖に魔力を込めるギルヴァ
黒い光が杖の周りに出てきて
それを見たミルアが、アワアワしながらウロウロとベッドの上を歩く