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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第9章 誕生日



気付いたら。
莉央ちゃんの手首掴んだまま歩き出してた。
無理だ。
もう。
莉央ちゃんのあんな顔見て、冷静でいるなんて無理。
手首。
おとなしく捕まれたまま。
おとなしくついてくるのがきっと答え。
今振り向いたら絶対我慢出来ないから。
どこでもいい。
どっか。
早く。
早く莉央ちゃんに触りたい。








「…………ん、やなせまっ…っ、んむ、んく」


忙しなくエレベーターのボタンを押して莉央ちゃんの唇を奪えば。
莉央ちゃんが心配そうに唇を離す。
「せめてへや、部屋、行ってから。誰か来る…………」
「そんなに待てるならこんなとことってない…………っ」
1秒でも早く莉央ちゃんに触れたくて。
キスしたくて。
悠長なこと言える余裕あるなら、何も誕生日にこんな所謂なホテル来ない。
自分でも余裕のなさに呆れかえるけど。
莉央ちゃんに、触れたい。
隙間なく混ざりたい。
「柳瀬、ほんとも、これ、開くから…っ」
「ん、もうちょっと」
「ん、ふぅ、んむ…………っ、く」
扉が開くその瞬間まで。
莉央ちゃんの口の中犯しつくし、部屋へと急ぐ。



「やな、せ…………っ、ん、ちょ、んぐ、む」


なんで抵抗するの。
いや?
な、顔してない。
ならきっとこれは、また理性が邪魔してる。


「やなせ…っ、いっか、くち、はなして」
「やだ」


部屋入ってすぐに口付けて、舌を舐めただけでこんなに力抜けちゃうくせに。
なんで離さなきゃなんねーの。
気持ちよさそうな顔してんのに。


「ふぐ!?ん、んぅ、むぐ、んんぅ」



ぐ。
て、莉央ちゃんの足と腰へと手を置いて縦抱きに抱きかかえれば。
肩へと莉央ちゃんの手が置かれて、莉央ちゃんの顔が、離れた。


「おろして…………っ、やだ柳瀬…っ」
「し」


手を伸ばして後頭部を引き寄せて、また、口の中を舐める。
そのままベッドまで足を進め、莉央ちゃんをベッドへと、降ろした。
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