【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第2章 「咲きて蕩けし、夜の花**」
震える喉の奥から、嗚咽混じりの喘ぎが零れる。
「やぁ……やだ、もう……イきたく、ないっ……!」
涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。
シーツに落ちた涙の跡は、震えに合わせて広がっていく。
「……口ではイヤって言っても、身体はイきたいみたいだよ」
低く甘い声が、耳を撫でる。
全身の奥が、また熱く、高まりはじめているのが、自分でもわかる。
奥を押し上げられるたび、涙と声が同時に溢れて――
(もういや、イきたくないのにっ……でも……っ!)
また、くる。
抗えない熱が、奥から突き上げてくる。
「んっ、やっ……もぉ……っ!」
ぎゅうっと奥が締まり、全身がびくんと痙攣する。
途切れた声とともに、は再び――
泣きながら、甘く、激しく、絶頂へ突き抜けた。
肩が震えている。
繋がれた手も、もう握り返す力が残っていない。
それでも、涙はまだ止まらずに、ぽろぽろと頬を伝っていた。
そんな彼女を、五条はじっと見つめる。
「……はは」
喉の奥で、小さく笑った。
「壊れちゃった?」
その声は、どこか愉しげで、甘く残酷だった。
五条は覆いかぶさったまま、顔を近づける。
頬を伝う涙に舌を伸ばし――ぺろりと、なぞるように拭った。
「の泣き顔、すっごい興奮する」
その舌先が、今度は目尻に触れる。
涙の味を、まるで慈しむように確かめながら。
「っ……あ……っ、まっ……!」
すでに何度も絶頂に追い込まれたの中は、
熱く、とろとろに蕩けていた。
五条の腰が深く沈み込むたび、粘膜が擦れるいやらしい音があがる。
「く……っ、やば……」
五条の吐息が、徐々に荒くなっていく。
喉の奥で抑えるような呻き。
繋がれた手に、指先に、力が込められる。
「……、中、エグいくらい締まる……っ」
「や……ぁ、だめ、また……っ!」
絶頂の余韻も冷めぬまま、再び突き上げられる快感に、
の喉が甘く震える。
その奥で、五条の熱が脈打ちはじめる。
限界が、すぐそこまで来ているのがわかる。
「……一緒に、イこ?」