【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第2章 「咲きて蕩けし、夜の花**」
指先が柔らかく髪をかきあげ――
「ここ、弱いよね」
その一言とともに、唇がそっと首筋へ。
今度はゆっくり、何度も何度も触れられる。
舌が這い、唇が吸い、歯がわずかに肌を掠める。
「……ぁ、だめ……そこ……っ」
声が震える。
腕に力が入るけれど、縛られた両手ではどうにもならない。
「……っん、あっ……」
首筋を這う舌に、は息を詰めるように震えた。
縛られた両手は背中の後ろで絡み、動こうとするたびに、五条の目隠しがきゅっと肌に食い込む。
「相変わらず、反応いいね……」
耳のすぐ後ろ、吐息まじりに囁く五条の声は、ひどく甘くて意地悪だった。
触れているのは、指と唇と、ほんの少しの熱だけ。
なのに、肌の感覚がそこに集中しすぎて、息がまともにできない。
「ひ、ぅ……さとる、さん……」
「んー? なに?」
五条の舌が、の耳のふちをそっとなぞる。
熱を帯びた湿り気が、繊細な肌をくすぐるように這い、
はびくりと肩を揺らした。
「ん……っ」
その反応に、五条がくすりと笑う。
「これはどう?」
囁くような声と一緒に、ぴちゃ、と小さな水音。
舌先が、耳の穴の縁をゆっくりなぞり、
そのぬめるような感触が、じわじわと内側へ入り込んでくる。
「……や、それは……っ、あ……っ」
の震える声を聞きながら、
五条はさらに耳の奥へと舌を差し入れ、くちゅ、と柔らかな水音を立てた。
「……可愛い声。……もっと、聞かせてよ?」
低く艶のある声と共に、五条の舌がぐずぐずと耳を愛撫する。
の背筋が反り、足先まで熱が走った。
指先が顎のラインをなぞり、顎を軽く持ち上げるようにして視線を絡める。
その目は、やさしいのに、逃げ場がない。
の瞳は、戸惑いと熱で揺れていた。
さっきまで嫌がっていたはずなのに、今はもう、うっすらと潤んだ目で、何かを求めるようにこちらを見上げている。
(……自分じゃ気づいてないんだろうな)
唇の端に、ふっと笑みが浮かぶ。