【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第2章 「咲きて蕩けし、夜の花**」
「ちょ、……まって、悟さん……っ」
ようやくの隙をついて、が息を切らしながら小さく押し返す。
「今日は、そういう……ん、ことじゃ、なくて……っ」
その言葉に、五条の目がゆるく細められる。
そして、すっといたずらっぽく囁かれる。
「え〜? でも、自分で言ってたじゃん。
僕の“ぬかろくを味わってみたい”って」
「そうですけど、なんでキス……っ」
再び唇が塞がれ、言葉が押し流される。
今度は甘さよりも、深く、粘りつくようなキス。
指先が頬をなぞり、肩を抱く腕がじんわりと熱を伝えてくる。
「……っ、だめ……!」
は目を潤ませながら、両手で五条の胸を押した。
「わ、私は……今日はただ、ぬかろくを食べに来たんです!!」
その声に、五条が――一瞬、動きを止める。
そして次の瞬間、堪えきれないように、肩を震わせて笑い出した。
「……ほんっと、ってさ……可愛いよね」
「え、え……?」
「でも、ごめんね。……が想像してるようなものはないよ」
「……えっ?」
その瞳には、もうふざけた色はなかった。
ゆっくりとサングラスを指先でつまみ、滑らせるように持ち上げると、蒼く澄んだ瞳が露わになる。
「……“ぬかろく”ってね――」
耳元に顔を寄せ、唇が、耳たぶをかすめるように囁いた。
「……“抜かずに6回射精する”って意味だよ」
「……っっ⁉︎」
耳まで真っ赤になったが、ピクリと身体を跳ねさせる。
目を見開いたまま固まるの反応を、五条は楽しげに見つめながら――
「……さて、が食べたいって言ったんだから、責任とってよ?」
ニッと笑ったその顔は、まるで悪魔。
そして――唇が、再び重なった。