【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第8章 「アシンメトリー・ナノ・ループ・ビーズ**」
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……なんで、私が引き取ることになってるの。
私は自分の部屋で、ベッドの上に広げた紙袋の中身を睨みつけていた。
転がり出ているのは、あの夜に買った五つのおもちゃたち。
『僕の部屋に置いとくより、が持ってた方がいいでしょ』
『な、なんでですか!?』
『一人で寂しい時に使っていいよ』
『使いませんっ!!』
先生はそんなことを平然と言って、私に押しつけてきた。
絶対に、面白がっている。
いや、面白がっている以外の理由が見つからない。
部屋にこんなものを置いておくなんて、危険すぎる。
もし誰かに見られたら、恥ずかしくて生きていけない。
クローゼットの奥にある収納ケースを開けた。
一番下の見つかりにくいところに、タオルでぐるぐる巻きにして隠していく。
最後の一つをしまおうとしたとき、ふと手が止まった。
それは、ピンク色の小さなハートがいくつも連なったチェーンみたいなもの。
先端には、指を引っ掛けるような丸いリングがついている。
(そういえば、これ……どうやって使うんだろう)
お店では焦っていてよく見ていなかったけれど、改めて見ると用途が全くわからない。
シリコン製のハートを、指先でぷにぷにと押してみる。
(……マドラー?)
いや、違うか。
こんな柔らかい素材じゃ混ぜられない。
先生に、聞いてみる?
いやいや、それは絶対にまずい。
もし『じゃあ今から使ってみよっか』なんて言われたら最悪だ。
でも、この連なった形と端っこにある丸いリング。
何かに似ている気がする。
(あ、でも、これ……あれに使えるかも)
いいことを思いついた私は、それをタオルに包むのをやめて立ち上がった。
早速、思いついた場所で試してみる。
サイズといい、端のリングの引っかけ具合といい、驚くほどぴったりだった。
(……私って、もしかして天才かも)
うん、いい感じ。
まさかあんなものが、こんなところで役に立つなんて。
自分の完璧な閃きに、思わずふふっと笑みがこぼれた。
後日、虎杖くんたちが部屋に来た時、なぜか顔を赤くしていたけれど。
なんでだろう……?