【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第8章 「アシンメトリー・ナノ・ループ・ビーズ**」
「先生、待って、タンマ! タンマです!」
なんとか先生と距離を取ろうとしたが、足首をあっさり掴まれた。
「はい、捕獲ー。ベッドの上でタンマは無効でーす」
「きゃっ!?」
ずりずりっと引き戻されて、あっという間にベッドの真ん中へ連れ戻されてしまった。
先生は私の服をめくり上げようとしてくる。
(……ひぃっ、先生本気だ!)
私は服をめくろうとする先生の手を、力一杯掴んで阻止した。
「じゃ、じゃあ、首! 首につけたらドラ⚪︎もんみたい!」
「ドラ⚪︎もんって……」
先生はふはっと吹き出したが、手を緩める気配はない。
どうしよう、全然効いてない。
何か、何か他の言い訳考えないと……っ!
「首はさ。鈴じゃなくて、僕が跡つける場所でしょ?」
先生が言い終わるか終わらないかのうちに、首筋に唇が押し当てられた。
ちゅ、じゅっと強く吸い上げられ、仕上げみたいにちくりと歯を立てられる。
「……あ、ひゃっ、」
首筋に落とされた熱とわずかな痛みに、服の裾を掴んでいた手から、どうしても力が抜けてしまう。
その一瞬の隙を突いて、先生は私の手首を引き剥がした。
(またキスマークつけられた!)
じんじんと熱を持った感覚に、一気に顔が熱くなる。
「……っ、せんせっ、」
抗議しようとした瞬間、強引に顎を引き寄せられた。
「んぅっ!?」
文句を言いかけた声は、先生の唇にまるごと塞がれて。
開いた唇の隙間から、先生の舌がするりと入り込んでくる。
ちゅ、……じゅ、る……っ。
唇が離れかけて、また塞がれる。
そのたびに、お互いの唾液が絡む音がやけに大きく耳に届いた。
(……ぁ、せん、せ……っ)
さっきまでふざけ合っていたのが嘘みたいに、激しく、甘いキス。
口の中のあちこちを撫で回されて、頭の中がぐらぐらする。
手足からも、あっという間に力が抜けてしまった。