【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第8章 「アシンメトリー・ナノ・ループ・ビーズ**」
(えっと、次は……)
別の棚に目を向けると、今度はキラキラしたアクセサリーのようなものが目に入った。
銀色のクリップの先に、小さな鈴がついている。
(……イヤリング? それとも、ヘアクリップ?)
こんなお店に、どうして普通のアクセサリーが置いてあるんだろう。
いくら見ても、ますます理解ができない。
すると、先生もそれを手に取り、指先で鈴をちりんと鳴らした。
「これ、が付けたら可愛いだろうね」
(……やっぱり、身につけるものなんだ)
先生が言うなら、そうに違いない。
さっきカゴに入れたものたちよりは、ずっと見慣れた形をしているし……
それなら危険なものじゃないだろうと、それもカゴに追加した。
よし。これで、三個……。
「ほら、奥もまだあるよ」
先生に背中を軽く押されて、私はしぶしぶ店の奥へ足を踏み入れた。
奥の棚には、さっき以上に用途の分からないものがずらりと並んでいる。
なるべく何も見ないようにしていたが、ふと、水色の棒のようなものが目に止まった。
(……なんだろ)
手にとって触れてみる。
見た目よりもずっと柔らかい。
マシュマロみたいにぷにぷにしていて、なんとも言えない不思議な感触だった。
(これはいったい……?)
気になって隣の棚にも目を向けると、同じような形のものがずらりと並んでいる。
けれど、よく見ると全部少しずつ違っていた。
先がゆるく曲がっているもの。
太さが微妙に違うもの。
表面に小さな突起がいくつもついているもの。
(……どうして、こんなに種類があるの?)