【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第7章 「背伸びの先にある恋**」
腰を強く引き寄せられ、私たちの間にあったわずかな隙間さえも埋め尽くされていく。
(……やだ。私、また受け身になってる……?)
このままじゃ、また先生に全部任せきりになっちゃう。
服を掴んでいた手を離して、覆い被さる先生の首にぎゅっとしがみついた。
「んっ、ぁ……」
絡みついてくる先生の熱い舌先。
今度は私から迎えにいくように、自分の舌を這わせた。
先生の動きに合わせるように、不器用に舌を絡める。
すると、先生の腕の力が、さっきよりずっと強く込められた。
「ひぁ……っ、んっ!」
さっきまでとは違う、もっと深くて。
どうにかなりそうなキス。
息継ぎすらまともにできなくて。
口からだらしなくよだれが垂れて、真っ白なシーツに小さな染みを作っていった。
(あ……よだれ……っ、恥ずかしい)
でも、もうそれを気にする余裕すらない。
ちゅっと微かな水音を立てて、ようやく重なっていた唇が離れた。
荒い息を繰り返しながら、目の前の先生を見上げる。
蒼い瞳が、じっと私を見つめ下ろしていた。
その表情からは、何を考えているのか読み取れない。
(やっぱり、変だったかな……。上手くできなかったし)
急に不安になって、先生の服を掴む手にぎゅっと力が入る。
「……あの、私……だめ、でした……?」
そう尋ねると、先生の長いまつ毛がふわりと揺れた。
「……だめ」
そのひと言に、サァッと血の気が引く。
やっぱり、おとなしくしてた方がよかったのかな。
変に頑張ったぶんだけ、余計に恥ずかしい。
泣きそうになって顔を背けかけた、そのとき――