【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第7章 「背伸びの先にある恋**」
「んっ……」
ぞくっと背筋が震えて、無意識に肩が跳ねる。
先生の手が背中へと回った。
服の上から、指が背をなぞっていく。
(あ……っ)
小さな音がして、胸元を締め付けていた感覚がふっとほどけた。
(……ぁ、……ブラ、外されちゃった……っ)
急に胸元が無防備になって、どうしたらいいのかわからない。
戸惑う私をよそに、先生の手が服の上から胸のふくらみにそっと触れた。
(……はっ。今かも)
今こそ、アレを出すタイミングなのでは!
(大人の女の、魅惑の吐息……っ!)
胸元にある先生の手に意識を集中させる。
ぎゅっと目を閉じて、少しだけ唇を開いた。
それから、首元に顔を埋めている先生の耳へ届くように、思いきって吐息を漏らす。
「んっ……ふぁぁあ……っ」
私に触れていた先生の手が、完全に止まった。
顔を上げた先生が、心配そうに私の顔を覗き込んでくる。
「何その声? 苦しいの?」
(ええっ!?)
うそ。
だめだった?
変だった?
今の、一番それっぽくできた気がしたのに。
「あ……」
すると先生は、何かに思い当たったみたいに目を少し見開いた。
「もしかして、今日できない日?」
「ごめんごめん。それならそうと、言ってくれれば良かったのに」
先生はあっさりと胸元から手を離すと、てきぱきと私の服を戻していく。
外したブラのホックまで、何事もなかったみたいに留め直された。
(えっ!? 違う、ちがうちがうちがう!!)
お、おかしい ……。
硝子さん、喜ぶって言ってたよね?
大人の女の魅惑の吐息でメロメロにするはずが、なんでそこで『女の子の日』になるの!?