【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第6章 「しのぶ恋なれ、夏の宵**」
しばらくして、ようやく唇が離れた。
繋がった唾液の糸が、月明かりに照らされて光ってる。
「ん……ぷはっ……聞こえちゃい、ます……っ」
隣のお風呂では、まだあの人たちの笑い声がしている。
こんな状況で、もし変な声を聞かれたら……。
けれど、先生は私の不安なんて楽しむみたいに、口の端を意地悪く吊り上げた。
「聞かせればいいじゃん」
「え……?」
「僕がをどうやって可愛がってるか、教えてあげよ」
言うが早いか、お湯の中で私の太ももが強引に開かれた。
「――っ!」
ぬるり、と。
先生の長い指が、お湯と共に一気に奥まで侵入してくる。
「あ、っ……!?」
「ほら、いつもみたいに可愛い声出して」
先生が指を曲げて、敏感な場所を擦り上げる。
「……ん、ぅ……っ!!」
慌てて手で口を覆い、喉まで出かかった声を押し殺した。
けれど、先生の指はそんなこと関係なく動き続ける。
お湯の中で足を閉じようとしても、太ももをガッチリと掴まれて許してくれない。
「……っ、ひ、ぅ……っ!」
指が中の敏感なところを、焦らすように擦り上げてくる。
(……こえ……っ、がまん、できな……っ)
必死に声を我慢していると、風に乗ってまた隣の声が聞こえてきた。
『ねー、あのお兄さん、彼女とかいないのかなー?』
『いるでしょー。あんなカッコいいんだし』
『あ、あの妹ちゃんに聞いてみる?』
『チャンスあるかもよ。明日さ、また声かけてみない?』
楽しげな恋バナ。
「チャンスがあるかも」なんて浮き立つ声。
普段なら、その言葉にもやもやしたかもしれない。
「どうしよう」って焦って、すごく落ち込んでたと思う。
「……っ、ぁ……ひっ……!」
でも、今はそれどころじゃない。
嫉妬する余裕なんて、これっぽっちも残ってない。
だって、今の私の頭の中は。
私の中をめちゃくちゃにかき回してる、先生の太い指のことでいっぱいで。
「……声、我慢しなくていいって。ほら、ここも好きでしょ?」
先生が耳元で、悪魔みたいに囁いて。
外側の一番感じる突起を、指の腹で形をなぞるように擦られた。