【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第4章 「咲きて散る、時の花 後編**」
「、先っぽだけでいいから……ね?」
そう言いながら、ずっと唇にそれを擦り付ける。
(……こんなの……したこと、ないのに……)
顔がかぁっと熱くなる。
私はゆっくりと視線を上げる。
そこには、見たことのない表情をした先生がいた。
目の奥が、じっと私を射抜くみたいに熱くて。
唇はわずかに開いていて、息遣いが荒い。
触れているその先端からも、微かな震えと熱が伝わってきた。
先生の手が、そっと私の髪を梳いた。
まるで促すように、優しく、でも逆らえないように。
(……せんせが、してほしいこと……ちゃんと、したい……)
迷いながら、そっと舌を近づける。
私は、恐る恐る、ぺろ……と、舌を動かした。
まるで子犬が初めてミルクに口をつけるみたいに、濡れた先端に舌を這わせる。
恥ずかしさに目を閉じたまま、もう一度。
(熱い……先生の、味がする……)
舌の動きはぎこちなくて、どこか拙い。
でも、唇が離れるたびに、細く艶やかな糸が引いた。
「……その、ぎこちないのが、たまんないね」
舌が先端の微かな凹みをなぞった途端、びくん、と跳ねるように先生の腰が揺れた。
「…………っ、く……」
言葉の続きは、途切れた。
さっきまで笑みを浮かべていたその表情に、もう微かな余裕すら残っていない。
その顔が、嬉しかった。
(……先生、きもちよさそう)
そう思ったら、どうしようもなく愛しい。
私は口を開き、ためらいがちに先生の先端を唇で包み込む。
唇をすぼめて、ちゅ、っとまずは軽く吸い上げる。
「んぷ……ん、ぅ……んちゅ……」
先生と五条さんの視線がこちらに向いているのがわかる。
恥ずかしさで耳まで赤くなりながらも、
自分のしていることが、先生に与える影響が嬉しくて。
私はもう一度、唇をきゅっと吸い寄せた。
「……んっ、ちゅ……っ」
彼の身体がわずかにびくんと震える。
その反応が、また嬉しくて。
また少しだけ、吸ってしまう。
(やだ、こんなの……自分じゃないみたい……)
でも止まらなかった。
「……やば……これからが喋るたびに、思い出しちゃう」