【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第4章 「咲きて散る、時の花 後編**」
「五条さんが負けたら、脱いでくださいよ!!」
思わず声を張り上げた私に、五条さんはニヤリと口角を上げて返してきた。
「ああ、いいぜ。負けたら……裸で倒立してやるよ」
「約束ですよ!」
火がついたように、勝負魂が燃え上がった。
(もう、こうなったら絶対勝って……思い知らせてやるんだから!)
「じゃあ……これでっ!」
私は最後から二番目のカードを出して、残りは一枚。
「……はっ!?」
五条さんの顔色が一気に変わる。
「マジかよ!? それ出されたら、俺もう何も出せねぇじゃん!!」
「……ふふっ」
私は最後のカードを置いた。
「はい、上がりですっ」
「負けたぁぁぁぁぁ!!」
五条さんがベッドの上で仰向けに倒れ込んだ。
(……よかった、罰ゲーム回避……!)
思わず胸に手を当てて、ほっと息をつく。
「なんだ、残念。の罰ゲーム、楽しみにしてたのに」
先生がつまらなそうに呟いた。
「……ということで、罰ゲームなし! 自分の裸、見ても面白くないし」
「ええ!? それってずるくないですか?」
私が抗議すると、五条さんが両手を伸ばして大きくあくびした。
そのまま、ごろんとベッドに横になる。
「さ、もうさっさと寝よーぜ。俺、疲れたー」
「じゃ、電気消すねー」
「いや、待ってください!」
慌てて声を上げた私に、五条さんがベッドにごろんと横になったまま、だるそうに顔だけ向けてくる。
「なんだよ?」
「罰ゲームは!? 約束したじゃないですか!」
すると五条さんは、あくびをしながら答えた。
「なんだよ。そんなに俺の裸、見たいの?」
「ちがっ……!! そ、そういうわけじゃっ……!!」
思わず真っ赤になって言葉を詰まらせる。
「はいはい。ほら、も寝るよ」
そう言って、先生もベッドに横になりながら、自分の隣をぽんぽんと軽く叩いた。