【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第4章 「咲きて散る、時の花 後編**」
「もう! 二人とも今すぐ出てってください!!」
思わず、声を張り上げていた。
「こ、こんな状況、誰かに見られたらどうするんですか!?」
「隣には硝子さんいるんですよっ!」
私は顔を真っ赤にしながら、両手で二人を押す。
けれど、彼らはまったく動じない。
「え〜、せっかくこうして三人きりなのに?」
ベッドに肘をついて上目遣いに見てくる“先生”。
その顔が妙にしおらしく、妙に可愛くて、妙に……ずるい。
「……っ、かわいこぶってもダメです! 帰ってください!」
私は勢いよく出口を指を差す。
怒ってるはずなのに、顔が熱くなるのはなぜだろう。
「に会いたくてさ?」
先生のその声が、思ったより真面目で。
さっきまでの甘え口調と違って、どこか真っ直ぐで。
不意を突かれて、言葉が喉につかえた。
すると、五条さんがアイスを口にくわえたまま笑う。
「、お前の方が変な想像してるだろ」
「な……っ、そんなことないです!」
「のえっち〜」
二人して私の顔を見ながら、揃ってくすくす笑う。
しかも、どっちも同じ顔で、同じ声で。
だから余計にタチが悪い。
もう何なのこの二人!?
二人の五条悟に挟まれて、私の心拍数は限界突破寸前だった。
「もう、いいです。私が出て行きますからっ!」
ぐるりと振り返って、私は立ち上がる。
頬は火照ってるし、頭も混乱してるし、もうこれ以上この空間にいたら持たない。
「硝子さんの部屋に行きます!」
強くそう言い切ってから、私はドアの方へと向かった。
けれど――