第13章 林間合宿
「ガハッ…!!!」
の体をビリビリと激しい痛みが襲った。
(もう酸素ないのに…!)
のそんな心の声が届くはずもなく、一度止んではまた流され、それが繰り返された。
「うぐっ…!!」
(ダメだ…もう持たない…死ぬ……)
は意識を手放した。
ぐったりしたの姿を確認すると、研究員は合図を出した。
研究員1「あげろ。今日は終わりだ」
研究員2「今日持ったのは3回?4回?」
研究員1「3回だ。せめて数くらい覚えておいてやれよ。可哀想だろ」
研究員2「確かになぁ。でもこんな便利な個性持って生まれちまったのが悪いからなぁ。文句は親に言ってくれよ」
そう言う研究員の顔は笑っていた。
が目を覚ますと再び検査台の上。
目を覚ませば、次の研究が待っている。
また水の中に入れられるのか、はたまた台の上で何かを施されるのか、それは分からなかった。
ただ恐怖に怯え、死ぬことも許されない、そんな毎日をは過ごしていた。
(入ること…できるかな…)
が虚ろな目で水面を見ていると、着替え終わった女子たちが話しかけてきた。
麗「繋原ちゃん!水着ええ感じやん!」
耳「なんか、コスチュームとめっちゃ似てるね。夜それで活動してたらウチ違いわからないかも」
芦「繋原ちゃんぽくていいね!」
の暗い気持ちや過去とは裏腹に、みんなはそんな温かい言葉をかけてくれた。
八「さぁ、それじゃあ準備体操から始めましょう!」
八百万を筆頭にこうしてみんなは準備運動を始めた。
(これは相澤先生に買ってもらった水着だし…)
相「これなら着れるだろ。サイズは自分で選べ。見てやることは出来んぞ」
「…じゃあ、これ」
相「ん」
相澤は金を払い、品物をに手渡した。
相「明日は楽しんでこいよ。あいつらとなら大丈夫だ。なんかあったら俺も職員室にいるから」
は笑って頷いた。
(大丈夫、みんなとなら出来る…頑張れ、私)
は少しの不安と、期待を胸に、準備運動を行なった。