第29章 「善意の逆理 Ⅱ**」
その細い腰を引き寄せて、僕の固くなったものを濡れそぼった入り口に沿って上下に擦りつける。
「ひう……ぅっ、ッんぁ……」
「……奥まで全部、僕でいっぱいにしてあげる」
腰を掴む手にぐっと力を込めて、一気に奥まで突き入れた。
この熱の奥に沈んでしまった、を探すように。
「……っ、ぁ、あぁッ!!?」
悲鳴のような甘い声が上がって、の身体が大きく跳ねた。
(……くっ、今一瞬やばかった……っ)
頭の芯が、真っ白になりそう。
ゴムをつけずにの中を押し広げていく感覚が気持ち良すぎる。
信じられないくらいに熱くて、柔らかい。
少し動いただけで、いきそう。
一度落ち着くために、の身体を強く抱きしめる。
首筋に深く顔を埋めて、彼女の匂いを堪能していると。
「……ん、ぁ、……っ、あ……」
僕の腰にの両脚が絡みついてきた。
(……え?)
そのまま、かかとにぎゅっと力が入る。
もっと奥まで欲しがるように、自身が浅く腰を擦り上げてきた。
「や、ぁ……もっ、ぁう……っ」
こっちはイきそうなのを、必死に我慢してるっていうのに。
僕の余裕をこれ以上ないくらい煽ってくる。
意識ないのに、こんなに自分から求めてくるなんて。
(……ほんと、可愛すぎ)
普段はあんなに恥ずかしがるくせに。
本能のままに僕にすがりついてくる姿が、愛おしくてたまらない。
せっかく、少しだけ優しくしてあげようと思ったのに。
こんな風に求められて、もう止まれるわけがない。
「そっちから求めたんだからね」
僕はの脚をさらに深く抱え込んで、激しく腰を打ち付けた。