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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第25章 「可惜夜に眠る 番外編」


「べ、ベッドって……。私、そんなに寝相悪くないですよ?」



恐る恐る聞き返すと、先生は私の顔をじっと見つめて。
また大きなため息をついた。
さっきよりも、ずっと呆れた顔をしている。



「……ほんっと、君って子は。あまりにも天然なひよこすぎて、僕、本気で心配になってきた」

「ひ、ひよこって――」



言い返そうとした瞬間、カチャッと再び金属音が響いて。
もう片方の手も手錠が掛けられ、私の両手は一つに繋がれてしまった。
完全に、身動きが取れない。



「わっ!?」



不意に、視界がぐるんと大きく反転した。
足がふわりと宙に浮いて。
気づいた時には、私は先生の肩に担ぎ上げられていた。



「ちょっと……っ! なにするんですか、下ろしてくださいっ」



手錠がはめられた両手で、先生の背中をぽかぽかと叩いた。
でも、大きな体はびくともしない。



「暴れないの。みんなのところに戻る前に。……その手錠の『いい使い道』、僕がたっぷり教えてあげるね」

「~~っ!!」



絶対、それ“いい使い道”なんかじゃない……っ!
これはまずいと思って、逃げようと身をよじった、その時――

今度はさわさわとお尻を際どいラインで撫で上げられた。



「ひゃっ……! ちょっ、どこ触ってるんですか……っ」

「の可愛いお尻。さ、行こっか」



ご機嫌な声と一緒に、先生はスキップで歩き出した。
一直線に向かっているのは、間違いなく先生のプライベートルームだ。


(だれか助けて……っ! おとーさん、おかーさーん!)


私の声なき叫びは、誰にも聞かれることなく。
波音に虚しく掻き消されていった。




























――と、絶望した直後。



「……五条、何やってんるんだ」



プライベートルーム目前で硝子さんに遭遇し、私は無事救出された。
先生は手錠を没収されたうえ、「次やったら通報するぞ」と真顔で釘を刺されていた。
本気で悔しがる先生を横目に、私は手首をさすりながら、ほっと息を吐き出した。
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