第24章 「可惜夜に眠る 後編②**」
奥まで沈み込んでいた先生のものが、一度ゆっくりと引き抜かれる。
そして、わざと浅いところだけを、なぞるように動き始めた。
「……ん、っ、あ……」
奥まで抉られるような、あの暴力的な快感とは違う。
浅いところの、すごく敏感なところだけを擦られる感覚。
熱くて、甘い痺れが、お腹の下からじわじわと広がっていく。
「……やっ……そこ、っ……ん……」
奥を突かれると、自分が自分でなくなるみたいで怖いのに。
浅く撫でられると、頭の芯がとろけて、もっと欲しくなってしまう。
(どっちも、おかしくなる……っ)
シーツを握りしめて、無意識に腰が浮いた。
先生の手が、上から私の腰を押さえつける。
「あ、ぁ……っ、いじわる、しないで……っ」
「意地悪なんかしてないよ。ほら、ここも……気持ちいいでしょ?」
じれったい快感に、先生の腕を掴んだ。
「……せん、せ……っ、おねがい、だから……っ」
「お願い? ……どうしてほしいの」
先生、私に言わせたいんだ。
恥ずかしくて死にそう。
でも、この奥が疼くのをどうにかしてほしくて。
すがるように声を振り絞った。
「……もっと、奥、まで……先生、が、ほしい……っ」
「よく言えました」
次の瞬間。
先生の腰が大きく引かれて、一気に奥へと叩きつけられた。
「――っ、あ、ぁああッ!!」
声にならない叫びが口から溢れて、視界がまた涙で滲む。
頭の芯が焼き切れたみたいに、何も考えられない。
(……とける。……先生に、全部とかされちゃう……っ)