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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第4章 副隊長、助けてください


手を引かれて連れてこられた席はカップルシートだった…。

座るとすぐにくっつかれ耳元で好きやと囁かれる。


「ん…ちょっと、なにすん…。」


「君とくっつく為にここ選んだんや…君に触られたん、ほんまにムカつく。なんなん?凉が可愛いからって触んなや。触ってええんは、僕だけやろ?な?」


ちょっと引き気味に頷くとなに逃げとるんと腰を引かれてしまった。

僕に触られるん好きやろ?と頬をグリグリと擦り付けてくる。


「そんな真っ赤ならんでーめっちゃ可愛い。」


頬にキスをされて慌てて周りを確認する。

たぶん見られてないよね?
後ろの席だし端だし…カップルシートならそこまで気を使わなくて大丈夫なんだろうか?
初めてなので何もわからない…。


甘やかしたると頭を引き寄せられて、そのまま撫でられた。


大人しく座って映画を見ていたが、副隊長はちゃんと見てたんだろうか…。

ずっと頭にキスされてた…。
リップ音とかは出してなかったけど…。


「映画、見てました…?」


「んー?凉しか見てへんかった。」


「見たかった映画ですよね?」


「いや?凉が好きそうやな思て。」


そうですか…とまた引いてしまった。

確かにとてもよかったけども。

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