第4章 副隊長、助けてください
全て知られてしまった。
あの男が母の恋人であること、小さい頃からわいせつな行為を強要されていたこと…気持ち悪いと私を突き放すだろうか…?
「よう頑張ったな。オカンに心配かけとうなくて、ずっと一人で我慢しとったんやろ?もう大丈夫やよ。」
「ふっ…うぅ…そうしろお〜……あ。」
副隊長に泣きついたがとあることを思い出して立ち上がる。
どうしたのかと聞かれた為、洗ってくると答えて浴室に向かった。
あの男が触れたところ全て洗い流したい。
無意識にタオルで胸を擦り続け、陰部もゴシゴシと洗ってしまう。
指を入れられたナカも自分の指を入れて洗った。
少しナカに入ってた…副隊長のモノじゃないものが私の中に…気持ち悪くて嫌悪感で吐き気を催し身体が冷える。
「凉、もうやめえや。気になって来てみたら…なにしとんのや。」
「やっ…あ……服、濡れ…。」
後ろから両手を掴まれて身体から離される。
副隊長、服のまま入ってきたからシャワーがかかってびしょびしょに…。
おいでと手を引かれ浴室から出て身体を拭かれる。
「僕のおっぱい、赤なってもうたやん。ここも…あないに強く擦ったらあかんやろ?」
茂みに手を触れ優しく諭される。
「少し…入ってたの……私の中に宗四郎じゃない人が…。」
「ん、じゃあ、そのうち僕の全部受け入れてや。僕が処女奪ったる。あんなんノーカンや、僕が忘れさす。」
うん、うん…と顔を彼の肩に擦りつけて甘えれば、頭と背中を優しく撫でて答えてくれる。