第4章 副隊長、助けてください
朝になり目が覚めて副隊長の腕からそっと抜け出し、服を探しに脱衣所へ向かった。
どうしよう…あんなことして嫌われただろうか…気持ち悪いって言われるだろうか…。
彼に会わせる顔がない。
服は洗濯機の中にあって、どうやら乾燥まで終わっているようだ。
副隊長の匂いがする…。
すぐに服を着て鞄の中からメモ帳を取り出し、書き置きをして家を出た。
怖い…何か聞かれたらどうしよう。
自宅まで戻ると玄関の前に男が座り込んでいて目が合ってしまい、急いでエレベーターのボタンを押したが間に合わなかった。
ガタンッと扉を掴まれて腕を引かれる。
どうして私の家を知ってるの?
「朝帰りか?悪い子だなぁ。」
「やめっ…お母さんはっ?」
「ババアなんてどうでもいい、そろそろいいだろ?ぶち込ませろ。」
早く開けろと自宅の扉の前に立たされて恐怖で従ってしまう。
中に入るとそのまま押し倒されて服を捲られた。
「はっ、やってたんか?お前みたいな奴選ぶもの好きが俺以外にいたとはな。」
昨日副隊長につけられたたくさんの痕を見られ、恥ずかしくて顔が熱くなる。
胸をガシッと掴まれて痛くて悲鳴を上げるとうるさいと怒鳴られた。
副隊長はこんな乱暴な触り方しない。
もっと優しくて気持ちよくて…私の反応を確かめながらゆっくりしてくれる。
こんな奴と比べる方がどうかしてる。