第4章 副隊長、助けてください
「凉っ、離してくれ…もう、イってまうっ…!ふっ、っ…くっ!」
口ん中に出してもうた…。
荒く息をしていると布団を剥ぎ取った彼女は僕を見つめてきた。
そして、ゴクンっと喉が上下する。
「ちゃんと、全部飲んだよ…。」
口を開けて僕に見せつける。
「……凉?どうしたんや?」
気が付いたようで、恐怖に揺れていた瞳は戸惑いの色を見せる。
「あ…ごめ、ごめんなさ…うっ…!」
凉は嘔吐くとベッドから降りてトイレに駆け込んだ。
トイレの中に胃の中のものを吐き出している。
辛そうな彼女の背中を擦りながら落ち着くのを待っていると、見ないでと便器に覆い被さった。
「ええから…落ち着いたか?」
「ごめんなさい、私…宗四郎の精子が嫌だったんじゃなくて……。」
謝らんくてええと頭を引き寄せて撫でる。
これ、当分フェラはさせられへんな。
めっちゃ気持ちよかったから、またして欲しいけど…。
強要されたことがあるんだろうか。
泣き続ける彼女をそのまま抱きしめた。