第3章 副隊長、飲みましょう
「なぁ、僕もう我慢出来へん…君の全部触りたい…。」
唇を離して懇願するように見上げてくる。
どうしてもあかん?と言いながら腰に添えている手を上に上げてくる。
「だ、だって…副隊長、私のことあんなに好きって言うくせに…他の人とそういうことしてるもん…。」
「え?妬いとるん?……ちゅーか、あれだけやん。君がいなくなった後すぐやめた言うたやん。」
その前にしてたじゃん…。
あの時、最後までしたんでしょ…。
出るって言ってたし。
「君のこと好きなってから、誰ともしてへん。ほんまや。」
「うそっ、してたっ!」
副隊長は本当になんのことかわからないという顔をしている。
あの時のことを話すと私の膝に顔を埋めて笑い出した。
なんで笑うの?
「やっばい、嬉しい…めっちゃ僕のこと好きやん。」
否定も肯定もせず副隊長を見つめる。
顔を上げた彼は膝の上に腕を置きその上に顎を乗せ、露わになった瞳で私を見つめてくる。
見つめ合っている現状に心臓がありえない程速く脈打つ。
「あはははっ…あれ、僕1人やよ?凉のおっぱいにちょっと指先触れただけで、興奮してもうてなぁ…オナってたん。君が僕の名前呼んで1人でしてるとこ想像してした。」
副隊長も私のこと想ってしてたの…?
てか、私…なんて勘違いを…恥ずかしい……。
「わ、私も…副隊長の声聞いたら、その…したくなって…。」
顔、熱い…言わなくていいのに、なんで私言ってるんだろ…。
「え、したん?僕にされてる想像したん?宗四郎って呼んだん?凉が想像してた僕、上手かった?」
一気に恥ずかしいことを聞かれて顔を逸らした。
コクっと頷くとどれ?と聞かれて、全部とボソッと呟く。