第3章 副隊長、飲みましょう
ここで待っとってとソファに座らせられて彼はどこかへ行く。
すぐに戻ってきた彼はソファに座る私の前に座った。
「今、風呂沸かしとるから…。」
「え?いや、帰りますよ?」
なに言うとんの?と今にも言い出しそうな目で見つめられる。
嫌やと言いながら太腿に顎を乗せ、腰に巻きついてきた。
顔、近い…。
「えっ、な、なにっ…?」
「消毒や。」
服を捲って先程男性隊員に触られた腰から胸までを、何度も舐め上げてくる。
擽ったくて身を捩ると腰を押さえられて、引き剥がそうとすれば私の両手を片手で後ろ手に拘束された。
「えっ、ちなこと、しないって…やっ…。」
「えっちなことちゃう、消毒やもん。えっちなことやと思っとるの?そりゃあ…君の方がえっちや。」
これはどう考えてもえっちでしょ…。
抵抗するのをやめ身体の力を抜いて彼の舌を受け入れていると、次第に鼻にかかった声が出てきてしまう。
いつまで舐めてるの…。
胸の膨らみの下をぢゅっと吸われ、驚いて身体がビクッと動いた。
もしかして、痕つけて…。
大人しい私に気付いたのか手の拘束を解いて脇腹に手を添えながら、何度も肌に吸いついてきた。