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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第16章 副隊長、告白します


「出てって…うぅ、出てって!うっ、あぅ…。」


心臓がぎゅうと絞られているみたいに苦しい。


「もっ、死んだり、ひっ…しないから、出てって…くっ、うっ…。」


「僕がここにいたいんや。」


何を言っているの?

さっきまでこのちゃんといて、頭を撫でて慰めていたじゃない。

そのままこのちゃんといればよかったじゃん。


また怒りが込み上げてくる。


「っ、最低…くっ、宗四郎は最低だよっ…このちゃんの気持ち、知ってて、うっ…私とのこと、話してたんでしょ?ふっう…このちゃん、可哀想だよ…!」


このちゃんは私と付き合う前に何度か告白したと言っていた。

それなのに宗四郎はこのちゃんに惚気てたんでしょ?

このちゃんだって相当辛かったはずだ。


何も知らずに彼女に相談していた私も最低だ。


「うん、最低やな。もう僕に気持ちはないと思ってたんや。」


言い訳…。


何回も出てってと言うが彼は出ていく気がないらしく、布団の上から私を抱きしめる。


「触らないで。」


触ってへんと意味がわからないことを返されて、限界が来てガバッと起き上がって、彼の背中を押し扉へ追いやる。


「好きや。」


「もう信じられない、うっ…。」


「信じて。言うたやろ?離さへんって。」


先に私を突き放したのはあなたでしょ。

メッセージでさようならって、このちゃんとして…。

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