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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 副隊長、基地が大変です


2人が作り出した隙を見逃さず亜白隊長が怪獣の背中を撃ち抜き、核が露出した。

すぐにまた準備をした亜白隊長に余獣たちが飛んでいったが、中之島小隊が援護に入る。


10号の方は斑鳩小隊が援護に入り、胸を撃って怪獣を起き上がらせていく。


「お前ら、再生の暇を与えるな!」


彼の指示に従って高く跳び、銃を乱射しながら近付いて銃剣を振り翳した。


隊長が来たことによって、どんどん戦況が有利になっていく。

やっぱり、亜白隊長はすごいなぁ。


身体に強烈な痛みが走り、鉛のように重い。

それでもまだ、私たちの戦いは終わっていない。


何度も何度も地面を蹴り、彼と共に怪獣を斬り裂いていく。


「お前、喧嘩売る相手、間違うたで。」


亜白隊長の放った銃弾が怪獣の背中から撃ち抜いていく。


「ほ、本獣撃破!!」


「うわっ!?」


最後の最後で…飛び散った怪獣の破片に吹っ飛ばされてしまった。

うぅ、めっちゃ怪獣の血ついた…。


気持ち悪さと身体の痛みに耐えなんとか起き上がって、みんなのところへ向かう。


笑顔で差し出した彼の手を掴みキコルちゃんが立ち上がる。

急いで彼らの元へ向かい、ちょうど来た亜白隊長へ敬礼する。


「僕と隊長は余獣の殲滅にかかる……あいたっ!」


「私もっ……っ!」


宗四郎が隊長にチョップされてしまった。


「いや、お前は休め。夏目、お前もだ。」


中之島小隊長と斑鳩小隊長が来て、隊長もですよと声をかける。

確かに彼女も連射していた為、相当疲れているだろう。

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