第14章 副隊長、許しません
目が覚めて頭に乗ったままの手を起こさないように降ろし起き上がると布団が捲れ、膨らんだ彼の中心に目を奪われる。
たぶん、最近抜いていない。
ほぼずっと私の近くにいるし、私には何もして来ないし…。
「楽にしてあげる。」
下着を降ろし顔を埋めた。
手で扱き舌を這わせると少し腰が揺れる。
起きない方が都合がいいけど、起きたしても構わない。
コレが私じゃない人のナカに入ってたことに吐き気を覚えたが、無視して続けた。
ぢゅぽぢゅぽと音が鳴ってしまう。
「んっ……凉!?ええ、から…はっ、まっ…あかんっ、でるっ!はなしっ…んあっ!」
喉奥に吐き出されたものを飲み込めなかった。
それよりも胃から込み上がってくるものに気付き、すぐにトイレへ向かう。
白濁と共に胃の中のものが吐き出される。
「まだ気持ち悪いんやろ?なんであないなことしたん?」
「……気持ち悪い…このちゃんのナカに入ってたモノ…。」
「っ!…ごめん……。」
バツが悪そうに顔を背けた彼をトイレから押し出し、用を足してから口をゆすぎ、またベッドに戻った。
「凉、ありがとう。気持ちよかった。」
涙が出そうになりすぐに布団を頭まで被った。
どうして、このちゃんとしたの…好きなんて言ったの…。
レノくんと仲良くした仕返しにしてはやりすぎじゃない?
布団越しに抱きしめられた気がした。