第12章 副隊長、さようなら
私はそんな彼を見つめていたはずなのに、気付いたら腕の中にいて、横を向けば規則正しい寝息をたてる愛しい人がいた。
お腹空いた…。
何時なんだろうとジャージを探す。
確かポケットに入れていたはずだ。
キョロキョロと見渡すがないので彼が洗濯したのだろう。
ヘッドボードに目線を移すとあったので、起こさないように腕を伸ばした。
なんとか手に取り、あまり彼に光がいかないようディスプレイをつける。
2時…帰ってきたのって昼頃だったよね…何時までしてたの?
ぐううぅぅぅと盛大な音が鳴ってしまい焦っていると笑い声が聞こえてきた。
「はははっ、ふふっ…腹減ったなぁ。なんか食おか?」
「お、起きてたの?」
「ん?腹の音で起きた。」
ごめんと謝りながら顔を隠す。
行こと言いながら起き上がる彼に続き起き上がって座ったはいいが、立ち上がることが出来ない。
「宗四郎…何時間したの?」
「ん〜?7時間くらいやったかなぁ…。」
へっ?は?7時間?
そ〜しろ〜とだらしなく彼を呼び手を伸ばした。
彼は笑いながら私の元へ来て、抱え上げてくれる。
「凉ってめっちゃえろい言葉言えるんやな。いっぱい言うてや?僕のちんちん食いたい?それともまんこに挿れたい?」
「なっ、ばか!」
耳元でえっちな言葉を囁かれて一気に顔に熱が集まる。
言うてやと言われて恥ずかしすぎて気絶しそう。
「……ちんちん食べたいし、おまんこにいっぱい挿れて欲しい…。」
「ふっ、ほんならしよか!僕のちんちんで腹膨れるやろ?ほんでまんこでもいっぱい食うてや。」
ばかばかと背中を叩くと痛いと笑う。
僕も今は無理やとソファに降ろしてご飯を作るからと頭を撫でてキッチンに向かった。
裸で?