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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第12章 副隊長、さようなら


胸は痛いが受け入れようと思い、そのまま基地に戻った。

このちゃんにどことなく聞いてみようと思い、オペレーションルームに来たのだが、このちゃんが誰かと話している。


「知りませんよ……連絡つかないって…副隊長なにかしたんですか?…私も連絡してみますから、あなたはそのまま探しててください。」


副隊長?
彼と話しているの?てか、私のこと?

私を探しているの?


話しが終わったのかこのちゃんは静かになり、スマホを弄り出す。

恐らく私にかけているのだろう、電源を切っているから繋がるわけもない。

私がここにいることに気付いてないのか…。


このちゃん…と彼女に話しかけると、めちゃくちゃ驚いている。

すぐに副隊長に連絡しようとするので、慌てて止めた。


「ここにいることは言わないで欲しい。」


「でも…副隊長、すごく心配してて、今も必死で探してるんだよ?」


彼がなんでそんなことをするのかわからない。


何かあったの?と問われるが、当の本人を目の前して言えるわけもなく…朝方話してた?と私から聞いてみた。

あ、うん…と歯切れが悪い。

そうだよね、浮気してたんだから、そりゃあ言い難いよね。


「そっか…ありがとう。私のことは言わないでね。」


オペレーションルームを後にして仮眠室へ向かう。

寝れる気はしないが少し休んで訓練でもしようかなと思った。


通信機がうるさい。

私用で使わないで欲しい。


これじゃあ寝れないと思い、諦めてトレーニングルームに向かう。

どれくらいか筋トレをしていると通信機が静かになったので、シャワーで汗を流してからまた仮眠室に戻った。

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