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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第12章 副隊長、さようなら


ネットカフェに来てシャワーを浴びご飯を食べてから、少し漫画を読んでいた。

するとスマホが着信を知らせる。

やばい、マナーモードにしてなかった。


一度電話を切り急いでカウンターへ向かう。

通話の場所は決まっている。


いや、出なくていいか?

…と思ったが未だにかかってきている。


「凉、どこおるん?はよ帰ってきて…めっちゃする気でおったんに、君はしたくないん?」


今はしたくないかな…というか私返事してないし、別れようって言った。

何がしたいのかわからない。

私のこともう好きじゃないくせに。


「気分やないんやったら、なんもせぇへんから…帰ってきてや。」


「帰りません。別れるって言ったんですから、もうそこには帰りませんよ。」


「それ、ほんまに言うてるん?最近してへんかったから、不貞腐れてるだけやないんか?」


何を言ってるんだ、この人は。


「ええから、一旦帰ってきぃ。ちゃんと話そうや。」


確かに一方的に別れたいと言うだけじゃダメか。

帰ると言って電話を切り、荷物を持ってネットカフェを出た。


だがやっぱり帰りたくなくなってしまい、帰らないとメッセージを送ってスマホの電源を落とした。

このちゃんに触れた手で触られたくないし、他の人を抱いた後に抱かれるのも嫌だ。

そもそも、あっちは別れたいって思ってるはずだし、このまま終わってしまってもいいんじゃないだろうか。

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