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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 副隊長、レノくんがごめんなさい


宗四郎は新人の訓練に向かい、私は出来るだけ彼の仕事を減らしておかなければならない。


私では判断出来ないものや難しいものは一纏めにして、書類と睨めっこする。

お昼に近付いた頃やっと一段落したので、午後は訓練に顔を出せそうだ。


食堂でこのちゃんとご飯を食べていると突然視界が真っ暗になり、誰かに目を隠されたようだ。

愛しい匂いや手の温度で心臓が高鳴る。


このちゃんがだーれだと言うのでえー誰だろうと乗ってあげるが、すぐに耳元で僕やと囁かれたので、肩をビクつかせ箸を落としてしまった。


「あーすまんすまん、変えてもろて来る。ちょっと待っとって。」


心臓に悪い…。


「凉ちゃんごめん、目で合図されて…。」


「大丈夫だよ、このちゃんは悪くないし…宗四郎が悪い!」


新しい箸をもらってきた彼から受け取りご飯を食べながら、ご飯中はやめてと睨む。

耳弱いもんなぁと笑いながら謝られて、大丈夫なのかと頭を抱えた。


宗四郎もお盆を持ってきて隣で食べ始める。


「私も午後から訓練に参加します。」


「おん…って、なんで敬語やねん。」


今は勤務中ちゃうねんからやめてやと泣きつかれたので、わかったからあんまりくっつかないでと宥める。


「なんか、凉が冷たい…小此木ちゃんどう思う?彼氏に冷たいねんで?」


このちゃんに聞いてどうする。

というか、そこまで冷たくしているつもりはないのだが…。


このちゃんが照れてるんですよと言うので、必死で否定した。

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