第11章 副隊長、レノくんがごめんなさい
彼女が寝てしまったのは気付いているが、そのまま身体を解していく。
やってもうた…嫉妬して中出ししてまうなんて、ほんまに最低や。
元々可愛かったのが僕に触られて色気が増した。
そんなの、その辺の男がほっとくわけがない。
市川に関しては、僕と出会う前から凉をそういう目で見ていた。
どうしたらええ?
どうしたら君を他の男から守れる?
市川は僕と付き合ってるのを知っていて、気にせず攻めてくる。
凉がちゃんと言ったはずなのに、あいつはなんでガンガン攻めてくるのか…。
どうにかせんとな…。
背中を撫でてから起こさないようにゆっくり仰向けにして、股関節を手の平で押しながら撫でた。
ズボンを履かせればよかった…自分で選んだ下着に頭を抱える。
レースで透け透けなのだ。
あんなに出したのに元気になっていく自身を嘲笑った。
指が勝手に下着の中に入ろうとするのを必死に抑える。
Tシャツが捲れて腹が出ているのですぐに隠す。
あかん…我慢出来へん。
彼女の上から降り、自身を取り出して扱いていく。
透けて見えんの、えろい…。
彼女の手や口を思い出すとすぐに吐精感が湧いてきた。
「んっ、はあっ…凉、好きやっ…っ!」
彼女の太腿に吐き出した物は、いつもよりも粘着感がなく若干透明になっている。
今日出し過ぎて薄くなっとる。
すぐに拭き取って彼女の顔を見ると目が開いていて焦った。
「ごめん、起こしてもうた…いつから起きとった?」
「宗四郎が自分の触り出したくらい?」
「はっず…言うてやぁ…。」
私がすればよかったねと謝りながら笑う彼女を見て、自身を触っていない方の手で腕を撫でながら手を握る。
「いや、させたかったわけやない。起こしてごめんな、ゆっくり寝とき。」
手を引き寄せて手の甲に口付けを落とす。
へにゃっと笑った彼女はそのまま目は開かなかったので、洗面台で手を洗ってから濡らしたタオルで彼女の太腿を拭きに行き、適当に洗濯機に突っ込んで、僕もすぐに眠った。