第11章 副隊長、レノくんがごめんなさい
トイレでびしょびしょに濡れているソコを拭き取る。
レノくんの指の感覚が残ってる…宗四郎に触って欲しい…。
また走って副隊長室に戻る。
もうあまり時間はない。
「宗四郎っ!!…触って!早く、お願い!イかせてっ!」
「っ!?なんや、どないした!?今は無理やて、任命式始まってまう…!」
彼の手を掴んでスカートの中に入れ、触って触ってと押し付ける。
我慢出来へんの?と聞かれたので、何度も頷いて早くと懇願する。
早くこの感覚を塗り替えて欲しい…。
下着を寄せて指が入ってくるが、動きを止められてしまった。
「あかん、これじゃイかせられへん。濡れてへんもん。後からなら、ちゃんと濡らして触ったるから…今は我慢してや。」
拭いてきたから…やだやだと腰を振るが濡れる気配はない。
彼の手を取って指を舐めた。
「凉すまん…もう時間や。」
拳をぎゅっと握りしめ頷いた。
任命式が始まると落ち着きを取り戻し、先程の自分を思い出し恥ずかしくなる。
代表の四ノ宮キコルがステージから降り、宗四郎と共にステージに上がる。
候補生として隊員になった日比野カフカが入ってきて、亜白隊長からの話が終わる頃、日比野さんは隊長のことをミナと呼び、腕立て100回を命じられていた。
お腹を抱えて笑い出した宗四郎は亜白隊長の顔を見て首を傾げる。
隊長は少し笑っていたのだ。
そういえば、幼なじみと言っていたっけ。
日比野さんが入院していた時にそう聞いた記憶がある。
腕立てを終わらせた日比野さんの前にしゃがみ込んで大丈夫ですかと笑いながら話しかけた。
はいと言いながら顔を背ける。
「あの…夏目補佐官…パンツ、見えてます…。」
「へ?…わっ!そっ…副隊長!?」
後ろから抱きかかえられ日比野さんから離された。
レノくんまで日比野さんの顔を押さえつけた。
「あの、大丈夫です…目の前に屈んだ私も悪いですし…。」
「僕に弄って欲しかったんよな?はよ、戻ろ。」
なんでそういうこと言うのっ!!
俯きながら大人しく連れられていく。