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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第10章 副隊長、母に会ってください


ご飯を食べて少し休むと母はそろそろ帰ると立ち上がる。

駅まで送るとありがとう、またねと帰っていった。


「引越しせぇへん?」


「引越し?」


「ん、僕ん家に越してこうへん?ちゅーことで、君ん家行って準備しよ!」


まだ返事をしていないのに私の手を引いて電車に乗っていく。

まあ、いいか…そう思うくらいには私も彼との時間がもっと欲しいと思っている。


「凉〜、これ…なぁに?」


私の家で荷物を纏めているとニヤニヤしながら話しかけられて、プラプラと目の前にとある物を晒される。


「っ!?こっ、これは…!えっと……マッサージ!マッサージ機っ!!」


「あはははっ、確かに間違うてへんかもなぁ。どこマッサージするもん?今してみて、僕に教えてや。」


すぐにソレを奪い取って背中に隠したが、露わになった瞳が私を逃してくれない。


彼のこと想ってたまに使っていた物…。

マッサージ機と言ったが、どう見てもローター…。


「凉もそういうん使うてるんやな。ほんなら、クリ弄る時は手加減せんくてもええな。」


ニヤニヤしながらはよ使うてるん見せてやと言われる。


「今、準備してる!」


「ふーん…ならそれ、僕にちょーだいや。君より上手く使うたる。」


早くと手を出してくるので、仕方なくその手に乗せた。

受け取った彼は機嫌よく作業を再開した。


ある程度荷物を纏めて時間になってしまったので、ジャージを持って彼の家へ向かう。

持たなくても彼の家にあるが、持てるので持っていってしまおうと思ったのだ。


シャワーを浴びてジャージに着替えてから基地へ向かった。

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