第2章 episode2
そこからは昔話をツマミにお酒が進む。
私はさっきまで隣に轟先輩がいたのにエンデバーと席が変わっていて、親バカ話を聞いてあげていた。
「エンデバーさん、そのくらいにしといてあげてくださいよ」
ホークスが間からするりと割って入ってくると
「邪魔をするなホークス。俺はは焦凍の嫁にどうかと思っとるんだ。」
『へっ?!』
突然のことに間抜けな声が出てしまい。前で聞いていた轟先輩が「親父いい加減にしろよ…」とそうそうに水の入ったジョッキグラスを渡していた。
「は?どうなの?」
『は?!』
ホークスがニヤニヤしながら私の顔を覗き込んできて思いっきり仰け反った。
「ハハッ動揺しすぎたい」
と私の背中を叩いて笑うホークスに睨みをきかせたがそんなのは一切見ておらず、常闇先輩の方へ行ってしまった。
なんなのほんとムカつくなぁなんて思っていると襖の開く音がして顔を上げた。
「悪い遅くなった」