第5章 嫉妬
一緒にご飯を食べて別れた後、お風呂で入念に洗った。
この後呼ばれているので、またあんなことをするのなら、出来るだけ綺麗にしておきたい。
私の身体を見たみんなが驚いていたが、その後見て見ぬふりをしてくれたので助かった。
さすがにこんなキスマークだらけじゃ驚くよね...。
一度寮に戻りみんなに今日も行ってくると伝えて、副隊長室に来た。
宗四郎さんはまだ机と向かい合っており、もう少し待っててくれと言う。
少し来るの早かったかな...。
部屋の真ん中にテーブルを挟んで並べられているソファに座るよう言われたので、そこの端に座って大人しく待った。
しばらく待っていると、彼は立ち上がり伸びをしながら終わったでーと言ったので、お疲れ様ですと労う。
立って彼の方に行こうとすると、そのままここに座っているよう言われたので、また座った。
私の後ろまで来て、肩を優しく撫でる。
その刺激から逃げるように背中を反らせて前屈みになると、敏感過ぎやろと笑われた。
少し撫でた後、力を入れて揉み始める。
少し痛いがとても気持ちいい。
その気持ち良さに声を漏らしながら上を向いて目を閉じた。
「その胸のせいやな、これ。」
その後に続いた、まあ僕がもっとでかくしたるけど、という言葉は聞かなかったことにした。
目を閉じながら、朝方のことをそれとなく聞いてみた。
「今朝、一度起きた時のこと覚えてます?」
「ん?まだ一緒にいてくれって抱きしめたことなら覚えとるよ?」
そうですかと返すとなんやと言われたので、なんでもないですと言いながらソファに膝をついて彼の方を向いた。
覚えてないならまあいいかと、彼の服の裾を捲って臍を舐めた。
「誘っとるん?」
抑えなきゃと思っているのに、欲が前に出てきて、身体が勝手に彼を求める。