第5章 嫉妬
みんなで話していると慣れてきたのか、みんなが副隊長に質問責めをしている。
私のことを好きなのかと聞かれた時、私の耳を塞いだ。
なんだろうと思い前を向いて固まっていると、みんなの顔が赤くなった。
え、なんて言ったの...。
塞がれていた耳が解放されるといつからなのかという質問をされていた。
「僕は三浦の入隊前、試験のあとくらいから気になっとったで。」
初めて聞いたんですが...。
そんな前から私のこと......。
てっきり、あんなことをしていて情が移ったのかと思っていた。
てか、それ、私が聞いてもいいのだろうか。
好きとは言っていないから大丈夫なのか?
副隊長に質問責めをしていたので、いきなり私にも質問を投げかけられて噎せてしまう。
副隊長が背中を撫でてくれたので楽になった。
私はいつからなのか、かぁ...。
「ご、5年前......。」
こういう話をするのは慣れていないので恥ずかしくなり、顔を背けながらボソッと答える。
みんなが驚いて固まる。
副隊長がもう質問は終わりだと言うので、みんなは止まっていた手を動かし急いで食べた。