第20章 結婚
普通に歩けと言われるが、無理に決まっている。
少し深呼吸をすると落ち着いてきたので、なんとかしがみついた手を離し、ゆっくり歩いてくれる彼に手を引かれる。
「……湖?」
「ん、静かなとこないかなぁ思ったんやけど、あれやなぁ…季節がな…。」
少し歩いたら戻ろかと言う彼に、夕日はどうだろうかと問いかける。
夕日まで時間があるからやっぱり戻ろうと言う。
スマホを見た彼から、ラブホ…とぽつり聞こえたが聞かなかったことにした。
湖の前で立ち止まると腰を掴んで引き寄せられた。
「っ!…ちょ、ちょっと……っ…。」
スイッチを入れられたようだ。
唇に人差し指をあてる彼を見ると、彼の奥から人が来るのが見える。
なら、止めてよ…。
「ふはっ!こないな純粋そうで綺麗な子が、玩具挿れてデートしとるなんて、だーれも思わんやろな!」
人が通り過ぎるとそんなことを言う彼に驚いて周りを見渡すと、聞かれている様子はないので、そっと胸を撫で下ろす。
そろそろ行こかと手を引く彼に止めてと言っても聞いてくれないので、なんとか車まで戻り、車の中で果てる。
「取ろか。頑張ったな、可愛かったで…。」
頭を撫でられ、膣と陰核を刺激していたものをゆっくり引き抜かれる。
タオルで私の陰部を拭き、そのまま玩具も拭いてタオルに包んで後部座席に置いた。
絶対やり返してやる…けど、また返されそうで怖い…。