第17章 宗四郎
寝室に入るとベッドに座った彼が、おいでと腕を広げた。
足の間に座って背中を彼の胸に預ける。
「ずっと思っとったんやけど…そろそろ、宗四郎って呼んでくれへん?」
「え?呼んでる…さん付けしないってこと?」
うんと言いながら、ジャージのファスナーを下ろしていく。
「そ、しろう?」
「ん、なぁに?」
「おっぱい触るの早くない?」
「るさい…。」
Tシャツの上からヤワヤワと揉みしだかれる。
一度胸から手を離すと、背中に手を入れホックを外す。
また前に手を回しTシャツの下で下着を捲ると、手を出してTシャツの上から、突起を触れるか触れないかくらいの優しさで突き始めた。
微かな刺激に身体を震わせた。
「硬くなってきとう。これ、好きなんか?」
私の反応を見て気付いたのか、人差し指で主張を始めた突起をちょんちょんと弾き始める。
確かに気持ちいいけど、硬くなってるのは触ってるから…。
気持ちよさに思わず、宗四郎さんと呟いてしまう。
「嫌や、宗四郎やって…。」
宗四郎と呼び直し、腕を伸ばして彼の後頭部に手を添えて、下も触ってと頬に口付けた。
「せやから、ちゃんと言うてくれんとわからん。」
「うぅ…なんでそんな意地悪するのぉ…。」
顔を擦り寄せてお願いと呟けば、太腿を持って自身の膝の上に座らせ、足を開かられる。
下着が濡れちゃうから脱ぐと言ったら、脇の下を持って膝立ちにされ、そのまま全部脱がされた。
「横なろか。ぎょうさん気持ちようしたる。」
仰向けに寝かせられると足を開かれ、私の中心に顔を埋め、舌先で陰核を撫でる。