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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第17章 宗四郎


「どうする?食うていくか、作るか。まっ、寄りたいとこはあるんやけど。」


そういえば、私の荷物はどうなるんだろう。

ふと思い出し気になって、彼の言葉を無視して聞いてしまった。

もう送ってもらっているらしい。

よかった…。


「あ、ごめん…もしよければ、私が作るけど…。」


「じゃあ、一緒に作ろや!スーパー寄ってくでー!」


手を引かれ、スーパーで買い物をし、ケーキ屋さんに寄って帰ってきた。


すぐにキッチンに立って準備をする。


ゆっくりする時間を多くしたいので、簡単に出来るキーマカレーにした。


野菜をみじん切りにして炒めてひき肉を加えてまた炒める。

水を入れてひと煮立ちさせてからカレー粉を入れた。

カレーを煮詰めながら、沸かしていたお湯に卵を入れてポーチドエッグを作り盛り付けて、宗四郎さんが作ってくれたサラダと一緒にテーブルに運んだ。


「やっばい!ほんまに美影、料理上手いな!」


「簡単なものだから上手いとかは関係ないけど…ありがとう!」


さすがに残らないよね?
残らないように量を調節したつもりだけど…。

残ったらいつ食べれるかわからない。


残った卵は明日の朝食べるから大丈夫だろう。


美味い美味いと笑顔で食べてくれる彼を見ながら、私も笑顔になり食べ始める。


食べ終わると、宗四郎さんが片付けをしてくれた。

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