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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第16章 10号


そのままアラームが鳴るまで黙っていると、鳴ったらすぐ止める為に腕を離したので、彼の身体の横に手をついて上半身を上げる。


「シャワー浴びさせてもらったよ。シャンプーとかも使った。」


「ん〜……一緒に浴びたかったんやけど…。」


まだボーッとしているようだ。


手と足を私に巻き付けて抱きついてくる。

え…なんかあたってるんだけども…。

硬いモノをグリグリと押し付けてくる。


「はぁっ、あっ…きもちえ……んっ、んぅ…あかん、イくっ…!」


え?待って、何言ってるの?


私に押し付けながら腰をピクピクと震わせると、いつもよりも大きく喘ぎながら果てて、だらんと手足を脱力させた。

荒く息をする彼の顔を見る。

お、起きてるんだよね…?


「宗四郎さん?」


「……まだ寝とる。……あっ!見やんといてやぁ…。」


顔を背ける彼を見てズボンと一緒に下着も下げて確認する。


最悪やと腕で目元を隠しながら呟いている。

寝惚けてしてたの?


頭の中に?がいっぱい浮かぶ。


いつもの彼を知っているので、あのくらいの刺激で達するなんて思わなかった。


「泣きたい……ほんまごめん。夢で君とセックスしとって…夢か現実かわからんくなってた……。」


「……ふふっ、ごめんね、昨日我慢させちゃったからだよね?」


耳まで真っ赤になっている彼を見て、愛しさが込み上げて笑ってしまった。

笑わんといてやぁと震えた声を出すので、本当に泣いてるのか心配になって、目元を覆っている腕を退かして確認する。

見やんで!とすぐにまた隠されたが…。

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