第43章 裏切りの擬装
椛(組織の人間になるべく関わるなって言ったのは、零でしょ?
そんなに怖い顔で、睨みつけなくても…)
目だけで会話をしているのか、沈黙が続く。
そしてそんな3人の様子を安室の隣で、不思議そうな表情で眺めている梓。
ただここはやはり、色恋沙汰に敏感な女子高生2人が、大人組の違和感に気付かない筈がない。
蘭「ちょっと…
皆、どうしちゃったんですか?」
園子「あれっ?
まさかの三角関係ならぬ、四角関係…?」
少しずつ、だが確実に空気がピリピリと張り詰めていく様な感覚を覚える、蘭と園子。
そんな不穏な空気が漂う中…
園子「このまま私は、素直に帰っていいのかしら…
この4人の行く末を見守るべき…?」
蘭「園子…」
園子と蘭はリハーサルが見れないなら、帰ろうとして居た所だったが、目の前のピリついた大人達の様子に、後ろ髪が引かれる思いが芽生えた様だった。
そんな園子と蘭の様子を、蘭に方手を繋がれながら下から眺めて居たコナンは、2人を引き止める為に…
そして違和感の確信を得る為に、梓に声をかけた。
コナン「ねぇ、梓姉ちゃん!」
梓「ん?」
コナン「波土さんを好きになったのって、やっぱギターが上手なトコだよね?
梓姉ちゃんも、ギターすっごく上手だし!」
梓「えぇ、もちろんそうよ!」
コナンの問いに、梓は自信満々に笑顔で返すが…
蘭「あれ?
梓さんって、ギター触ったことも無いって言ってませんでした?
ホラ!
この前ウチらのバンドに誘った時に…」