第41章 親友との縁故
山村刑事「えっ!?何だって!?」
人一倍大きな声を出して驚く山村刑事に、その場にいた皆の視線が一気に集中する。
先程の惚けた表情から、少し眉間に皺を寄せて腕を組んだ。
山村刑事「う〜ん、それは一体何が起こっちゃっていたんですかね〜…」
コナン「山村刑事?何があったの?」
山村刑事「いやぁ〜ね、実はすでに亡くなっていた被害者の男性。
確かに熊には襲われた形跡があるんですけどね、どうやら熊に襲われる前に既に銃で腹を撃たれていたようです。
その撃たれた怪我を負ったまま、どうやら逃げていたようですね。」
博士「何じゃと!?
それは誰に撃たれたんじゃ?」
山村刑事「それはこれから調べて見ないと、まだ何とも…
もしかしたら先程救急車に運ばれたもう1人も、そうだったりしちゃったりして…」
その言葉に、先程までその男性の蘇生処置をしていた3人に、一斉に視線が集まった。
椛は沖矢に視線を向ける。
そんな沖矢は彼女に向かって頷いた。
『話しても構わない』と言う事だろう。
椛「出血が多かったのでハッリキとは…
銃槍かどうか確信はできなかったですが…
熊に襲われたにしては、傷のつき方が不自然だなとは思いました。」
山村刑事「…成程。
何か怪しい銃声を聞いちゃったりはして無いですかね?
皆さん?」
その言葉に皆顔を見合わせるが…