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【第五人格】快楽至上主義

第6章 ハスター 〜触手〜


〜朝〜


外で複数の足音がしている。どうやらもう朝食の時間になったようだ。

の寝顔を見ているだけで6時間は消費したようだ。

「……」

『パンは…ご飯の方が好き…』

どうやらもうしばらく起きるつもりは無さそうだ。

今日のの試合の予定等は把握していないが…どうせあったとして、サボり常習犯だし問題は無いだろう。

自身は特に食事を必要とはしないが、は違うだろう。食事だけ取ってくるか。

『うぁぁパンだぁ…』

ベッドから落ちかけているを真ん中に戻し部屋から出る。

サバイバー棟へは行けない。ハンターの食事は彼女の口に合うのだろうか…?

『おやハスター、おはようございます』

前から歩いてきた謝必安に声を掛けられる。

「おはよう白いの」

そのまま素通りしようとしたら腕を掴まれた。

『…さん、今貴方の部屋に居るんですってね?』

「ああ、そうだが」

……そういえば、は白いのと黒いのを避けていた筈だ。あまり言わない方が良かったか?

『ちょっと貴方の部屋に入らせて頂きますね』

「あぁ…変な事はするんじゃないぞ」

別に殺されはしないだろう。好きにさせておこう。

食堂に着き、自分の席を確認する。今日の朝食は刺身のようだ。

随分豪華な物だな。鮮度も良さそうだ。

これならも食べられるだろう。一安心だ。

『ハスターおはよう!』

前の席で朝食を摂っていたロビーに挨拶をされた。

「おはよう」

彼の今日の朝食はオムライスらしい。

『ハスターにもあげないからね!!』

皿を持って背後に隠されてしまった。

「食わぬよ」

ハイタッチを強請られたのでしてからその場を離れた。

流石にが心配だ。早めに戻っておこう。
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