第5章 夏だ!海だ!臨海学校だ!
『よしよーしどうしたのかな?』
「友達とはぐれちゃって…!」
『それは寂しいねぇ。よぉしお姉ちゃんと一緒に探そう!お名前は?』
「優太」
スルスルと男の子の機嫌を取りながら、必要な情報を聞き出す
『優太くんは好きな子いるの?』
「居るよ!幸っていうの子!」
『なら泣いてちゃダメじゃない!幸ちゃんを守れる大きい男の子にならなきゃ』
そう言って笑うに釣られるように笑う男の子
暫く色んな話をしていると男の子はパッと顔を輝かせた
「いたー!」
『優太くんのお友達?』
「うん!」
『そっか!良かった!じゃあね』
手を振り別れる