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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第3章 受胎






何か飲み物を持ってこようとした私に五条悟が名前を呼んだ。
振り向くと、優しい笑顔を向けていた。
あんな優しい笑顔みたことなくて、心臓が一瞬跳ねた。

「手、パーにして出して」
「なんで?」
「なんでも」

言われた通りに、私は五条悟の前に手を差し出した。
すると五条悟は私の手の前に人差し指と中指で作ったチョキが差し出された。

「はーい、今日の勝負は僕の勝ち~」
「おいちょっと待て。それは卑怯だろうが」
「卑怯もクソもありませーん。勝負は勝負ですぅ」
「大人げねえな、お前」
「僕が勝ったから、僕の言う事一つ聞いてもらうよ」

そう言うと、五条悟は私の腕を引いて唇を塞いだ。
突然のことで、咄嗟に口を開いてしまった。
すかさずにゅるりと五条悟の舌が入り込んでくる。
逃げようと身を引こうとしたが、後頭部と腰をがっしり掴まれ逃げることができない。
五条悟にまたがる形で、男の肩に手を置き押し返してもびくりとも動かない。
その間にも、私の口内は男の舌によって好き勝手犯される。

水音が部屋に響いているように聞こえて、耳を塞ぎたくなる。
なのに、その耳さえ五条悟の指によっていじられている。
耳裏をなぞられ、耳の穴を指でこすられる。
その度に、甘い電気が身体中に走ってしまう。
唇の間から零れ落ちる唾液は、顎を伝って首元を濡らす。
それを長い舌でつーっと舐めとる。




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