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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第3章 受胎






「何考えてるか知らないけど、たぶん違うと思うよ」
「じゃあ、何が楽しいのさ」
「僕さ、最強じゃん。そうなると誰も僕と勝負してくれないわけ」
「成程。そこに私が現れたから楽しいと」
「ビンゴ~」
「……結局、玩具じゃねえか」

乾いた笑みを浮かべる私に、五条はなぜかデスクチェアから腰を上げ私の隣に座ってきた。
後ずさる私の腰をがっしり掴み、逃げないようにする。
何だこの状況。
何が起きてんだ。

「と勝負するのが楽しいていうのはさ、君の成長が見れて嬉しいって言う意味」
「成長……?」
「そう。僕と戦うことで、少しずつだけど体術も次手も地形も全て、以前より段違いに向上してるんだよ。気づいてた?」
「……知らない」
「だろうね。だから嬉しくて」
「それで殺されてもか」
「かわいい生徒に殺されるなら本望さ」
「嘘くさ」

腰を掴んでいた五条悟の手をどけ、私は立ち上がる。
あんな寒いセリフをよく言えるもんだな。
いろんな奴に言ってるからいい慣れてんのか。




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