第26章 事変
「おやすみ、五条悟。新しい世界でまた会おう」
「僕はな。オマエはそろそろ起きろよ」
それに僕の親友がオマエごときにいいようにされるタマじゃないってことは僕が一番知っている。
「いつまでいいようにされてんだ、傑」
僕の呼びかけに傑の肉体が反応し自らの首を絞め上げる。
オマエが殺したいと言っていたのは非術師であって術師ではない。
まして親友と妹が危険な目に遭ってるんだ。
心の底から笑えなかったって言ってたけど。
あれは、心の底から笑わせてくれた仲間たちが大切で、心底愛していて、自分が嫌われてもいいから生きていてほしかったんだろう。
強者は弱者を守るものっていうオマエの信念自体は変わってないんじゃないのか。
弱者が術師に変わっただけで。
守る対象がいるのに何もしないで眺めるだけなんてそれこそ嘘だろう。
僕の勝手な憶測だけど、オマエはそう言う奴だって信じているよ。
「あっはっは!!すごいな、初めてだよこんなの」
声を上げて笑う男。
魂がどうとか肉体がどうとか話しているけど、どうでもいい。
ただ、封印される前にに聞きたいことがある。